悪魔×そぷらにーの
□*巻き戻しの街
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『………。』
眠い…
寝坊…でもないか
それにしても…
『ロード、何してるの?』
朝目が覚めて、あたしの視界いっぱいに広がるロードの顔。
「おはよぉサラ♪これから僕と遊びに行かない?」
ロードはお気に入りのアメを舐めながら言った
なんだ…いつものことか。
『今日はどこ?遊園地?買い物?イタズラ?』
あくびをして上体を起こす
「ちがうよぉ〜、おもしろいところvV」
バシバシとあたしの頭を叩くロード。
のび太みたいな頭になったらどうするんだ!
『どこ?』
えっとねぇ…ともったいぶってロードは言った
「"巻き戻しの街"」
* * *
はい。お得意の場面変わりです…
只今サラは着替えながらロードに"巻き戻しの街"について聞いてるんです!
「なんか時間が巻き戻ってる街があるんだよねぇ〜〜」
いわゆる怪奇現象!
とゆーことは…
イノセンスが関係してますね!
『いいよ♪イノセンス壊しに行くの?』
「えっとねぇ、おもしろいエクソシストがいて見てみたいんだよねぇ♪」
悪戯っぽく笑うロード。
そっちが目的なのね…
『へえー、どんな奴?』
着替えながらロードと会話する
「この前千年公が言ってた、AKUMAの魂が見える奴♪」
ロードはあたしの首にリボンを結びながら言った。
ありがと、と言うとニコッと笑った
それはもう天使の笑顔!
『アレン・ウォークマンだっけ?』
「アレン・ウォーカーね、別に音楽聞けないからね。」
人の名前を覚えるのは苦手ッス!
「サラ、じゃあ行くよ?」
『いえっさ!』
ズズズズズ…
ロードの扉が出てくる
「レロロロ〜」
いきなりロードの後ろからヒョコっと出てきたレロ
『わっ!レロ、レロも行くの?!』
「サラタマ助けてレロ〜」
レロが泣いてサラに助けを求める
「はいはい、だまって〜、さっ行くよサラ♪」
それをロードが制し、2人と傘は扉に入っていった
「レロロロロ〜」
*
「ジャスデロ〜、つまんねー」
「サラが居ないからでしょ!ヒッ」
「……。ったく、ロードの奴っ…」
「ヒヒッ!ジェラシーだ!」
*
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