短編 裏

□兎のヤり方
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『痛っ〜』


腰を抑えながらリナリーと共に食堂へむかう


「大丈夫名無し?」



リナリーはあたしを心配して腕を支えてくれる。


『無理。キツいッス』


激しい腰の痛みに耐えながらなんとか食堂に行く。



「もう…ラビったら」


『まったくだよ』

ジェリーさんに注文をしながらそんなことを話す


あたしのトレーを持ってくれて席を探す


『あ』


ラビ、アレンが向かい合わせになっていて、隣が空いていた



「仕方ないわね」


リナリーはずるずるとあたしを引きながらそこへ向かってく



ラビとアレンがこちらに視線を向ける


「おはようさ、名無し」

ニッコリ笑うラビの隣に座らせられた


リナリーはアレンの隣に座り、アレンの食べっぷりに見入る


「気分はどうさ?」


あたしを覗き込むラビ



『…最悪よ!』


あたしはパンを頬張りながら言う


「あっれ〜?昨日はあんなに『ラビッ…ラビッ…』って鳴いてたのにさ?」


ニヤニヤと覗き込むラビ



『はぁ?!』


あたしが立ち上がろうとした時、


バンッ!!!!


「ラビ、名無しは今日任務なんですよ!そんなに激しくしちゃダメでしょ??!」


『え…?』



あたしより先に立ち上がりラビに言うアレン


「だってぇ〜可愛かったんだもん♪」


ラビがそう言いあたしの頭を撫でる



『ッ…///』


「可愛くても手加減はしなきゃだよ、ラビ?」


リナリーも参加し、ワイワイと騒ぐ



ラビはヘラヘラして、

「これがオレのヤり方さ♪」

言った…



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