悪魔×そぷらにーの

□*始まりの歌
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その兵器がどんどんあたしに近づいてくる。


目の前にいた母親はいつの間にかいなくなっていて、代わりに砂と服があるだけだった。

『あ…ああ…』


何もできずに動けないあたし。

なんて情けないと思う。

だってあたしはただの人間だもの…



殺人兵器はあたしに銃口を突きつけた。

微かに笑った気がした…


ガチャ


銃口の1つがあたしの額に当てられた。


その瞬間

『ぁ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ー』


あたしは無意識に叫んでいた。



消えて 消えて 消えて
あたしの前から消えて
無くなって…



『ああぁぁー…』


ズキンッ!!!


空に向かって叫んでいたが、いきなりの頭痛で意識を手放した。


最後にみた映像で、殺人兵器は苦しそうにもがいて闇につつまれていった。



そして、ハットをかぶった誰かがあたしを見ていた…




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