悪魔×そぷらにーの

□*裏切り?
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『疲れた…もう帰っていいかな…。中国まで来ちゃったよ、まったく。』



あたしは千年公からの仕事でAKUMAを大量につくるために世界を飛んだ


そして人口が多い中国までに来たのだ



『ま、ノルマはこれくらいだし、いいかな〜』


そーえばデビットは今何してるんだろ…


やっぱりクロスを追ってるのかな?



『暗殺とかあんま好きじゃないけど、千年公はなんであたしに仕事を少ししかくれないんだ…』


なんて…

ちょっとヘコむ


ん?なんか空が暗くなった?

ふと暗くなった空を見上げてみた


空いっぱいに黒いAKUMAたちがどこかへ急ぐように飛んでいた

『AKUMAの大群?』


なんだろう…

いやな予感。



ドドドドドドドド


『な、なにっ?!』


地震みたいに地面が揺れた


それと同時に現れたのは巨大な何か。



『なに…あれ?AKUMA?』

いや、ちがう。

気味悪い叫び声をあげる巨大なソレの周りにはたくさんのAKUMA


『AKUMAたちはアレを…?』


遠くの空でAKUMAたちが興奮する声が聞こえて巨大なソレに攻撃をした



どーゆーこと?

アレはなに?


『まるで人みたい…』


人に例えて心臓部分に何か丸いものがある


もう意味がわからない



『でも、あたしも行かなきゃいけない気がするのはなんでだろう…』



瞬間─


ドッ、と巨大なソレから放たれた光みたいなものがAKUMAたちを消し去った



『一瞬で?じゃああれは…』

イノセンス?



あたしの周りはいつの間にか真っ赤な炎で囲まれていた


早くここから離れなきゃっ


あたしはノアの能力で羽をつくり空を舞った


ふわりと宙を舞って巨大なイノセンスに近づこうとする



すると大きな風がイノセンスを飲み込んだ


急いであたしも風の中にに入った



『アレンっ?!とあの時の女の…っ!』



どうやらこの風を起こしたのはどちらかだったらしい



心臓部分に…人?!


『あれはイノセンスじゃないの…?』


アレンと女の子は心臓部分にいる人を助けようとしてるの?




「アレンくん!!」


!!!!


女の子の叫び声に我に帰る



アレンがあの巨大なイノセンスに飲み込まれたのだ



『助けなきゃっ…』


敵だけど…あたしはアレンを助けなきゃいけない気がするから



一緒にいた娘はイノセンスに飲まれていた少女を抱いて地上に降りて行った



『ごめんなさい千年公。』


あたしは巨大なイノセンスの心臓部分に行った


『あなたは…?』


心臓部分に飲まれかけている人はあたしに気づかない様子



多分エクソシスト。


『アレンをっ…』


手を伸ばしかけた時─


バッ、とアレンは吐き出された



『アレン!!』


あたしの声に気づいたアレン


そしてイノセンスを発動して心臓部分に捕まった


「なんで君がっ…」


『話は後!あたしはアレンを助けに来たの!』


あたしがそう言うとアレンは少し驚いたみたいだけどすぐに理解したようだ


よかった、信じてくれて…


「ありがとう。サラ…」

『あれ、名前…』


教えたっけ?


「巻き戻しの街の時と汽車の時だよ」


覚えてたんだ…


ニッコリ笑って言ったアレンはすぐに真剣な表情に戻った



「スーマン!!」


このエクソシストはスーマンと言うらしい



「死んじゃダメだ、頑張って!今そこから出しますから…」


アレンはスーマンを引っ張り出そうとする


「ぎゃぁああ!」

が、スーマンを出さないようとしているイノセンスの力か電撃が走る


スーマンは血をはいて

「だれだ…」


力なく喋った



「そこにいるのはだれだ…」



「スーマン……!」


『…!』


よかった、生きていた。


そう思ったのもつかの間、




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