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□キボムの不器用な誘い方
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MINO.side




器用そうで不器用なキボム。

そんな愛しいキボムの誘い方。





キボム 「ジョンヒョニヒョン、これ欲しい〜?」


夜、ジョンヒョニヒョンと僕の部屋。
お揃いのストラップをもってキボムが訪れた。


ジョン 「お、かっこいい」

キボム 「でしょう?あげる」


お揃いだね、と女の子のような笑顔でジョンヒョニヒョンにストラップを渡すキボム。

そしてちらり僕を見て、キボムは不適な笑みを浮かべた。


(こいつ……)


嫉妬させる気とわかっていても、まんまと嫉妬をしてしまう僕はキボムの手玉だ。

なるべく、顔に出さないようにと。
頭ではいうのに言葉は、


ミノ 「僕にはないの?」


正直になる。


キボム 「ミノも欲しい?」

ミノ 「…うん」

キボム 「ミノにはないよーん」

ジョン 「ははっ!」


風呂入ってこよう、とジョンヒョニヒョンは部屋を出てった。

僕はその瞬間キボムをベッドにひっぱり手首をおさえ馬乗りになった。


「今日も弄びやがって…」

「ちょ、ミノたんまっ!」

「ふっかけてきたのはキボムでしょう?」


キボムの唇に自分の唇をよせようとすれば拒否をするキボム。

まったくこいつは。



「あ…もしかしてキボムはさ」

「うん?」

「こういうことされたくて、僕を弄ぶわけ?」


するとキボムはかぁっ、と顔を赤くする。


「違うからっ!/」

「顔は正直だけど?」

「ミノぉ…」


可愛いなぁ、キボムは。
本当に。


「大丈夫、しないから」


そのままキボムから離れようとすると、キボムは僕の服を掴んでいた。



「離れるな…よ、」


恋愛に器用そうで不器用なキボム。


でもいいよ。
僕にはちゃんと、伝わってるから。



「ヒョンがくるまでいっぱい愛してあげる」

「〜…//」





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