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□男の子女の子
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JONGHYUN.side




「なぁテミナ」

「んー」

「なんかしようよ」

「なにするのー」

「…なんか」

「……」←呆れてシカト


久々のオフだというのに、テミナはまとめ買いしてきたワンピースに夢中で。

その間に俺は飯も食ったし風呂も入った。
しまいにはコンビニまで行った。

どんだけこいつは…ワンピースに夢中になってるんだよ。



「はい、ワンピースタイム終了」

「ちょっとヒョン!」


漫画をひょい、ととりあげると俺を睨みつけるテミナ。
そんなテミナのおでこをつっついてやる。


「子供の悪い癖だぞ。
好きなものに夢中になりすぎてやることしないの」

「もう子供じゃないってば」

「本当かな〜」

「ヒョンだって子供っぽいくせに!」

「Σなんだと!」


テミナに飛び付いてこちょこちょ攻撃。
テミナはげらげら笑いながらギブと連呼をするのでしょうがなく手を離してやった。


「そういうとこが子供っぽいの!」

「まだ言うか?」


俺がまたこちょこちょをするフリをすると、テミナは毛布にくるまってやだー、といっているが顔はにやにや。


ほんとにうちの末っ子は。
なんでこんなに可愛いのだろう。



「(ボソッ)…テミナが女の子だったらなぁ…」


ひとりごとのつもりだったがテミナにも聞こえてたらしく、毛布からひょこっと顔をだした。



「男の子じゃ…だめなの?」

「…え?」

「女の子じゃないと、相手になんない?」

「ちょ…テミナ、話の意味わかってる?」

「…うん、」



そりゃあテミナがいいのなら。
本当はテミナが女の子でも男の子でもどっちでもよくって。



「優しくしてね?」

「(気がはやいだろ…)」


でもちょっと足りないとこは、補ってほしいかな。

なんてね!





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