長編


□大切な人
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G.I.に二人で入って、ビスケと三人で修行して、毎日毎日、修行修行……

オレはキルアがいれば寂しくないけど、キルアは、寂しくないのかな……?


ずっとクラピカに逢えないで、ずっと連絡も取れないで、

クラピカを恋しいと、クラピカに逢いたいと、思わないのかな…?


「ねぇ、キルア。
クラピカにさ、逢いたくない?」


「なんだよいきなり。そりゃヨークシン以来二人と会ってないから会いたいけどさ」


違うよ、キルア
オレ、ちゃんと知ってるんだ


「そうじゃなくて、クラピカに、恋人として逢いたいとか思わないの?」


オレはちゃんと知ってるよ
だから、オレには正直に話してよ

泣いてもいいよ、クラピカに見せれない姿を見せてくれてもいい

だから、さ、キルア…


「ゴン、お前、知ってたのか…?」


「うん、知ってた。ていうか気付いてたんだ。
キルアとクラピカが想い合ってるって」


知ってたし、気付いてた

だってオレ、キルアが大切だから、






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