長編


□儚い想い、そして……
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なぁ、玖蘭
お前は俺の敵だが、俺はお前が羨ましいよ

お前は俺の、いや、俺達にとっては敵でしかない存在なのに、お前は零に愛されている


零に愛され、零に好かれ、零はお前がいない事に嘆き、お前の為に、零は涙を零している


零が何を考えているのか、
零が何を見ているのか、

俺がそれを知る事は許されないけど、ただ俺は零を今は、見守る事しか出来ない


隣でしか見る事が出来ないなんて、俺はどれだけ無力で、弱いんだろうか…



おい、玖蘭 枢
お前は今、何処にいるんだ…





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