Lアキヒカ小説

□お泊り大会
1ページ/9ページ

「塔矢んちはいいよなぁ。家すっごいでけぇじゃん」
「そんなことないよ。無駄にでかいと両親が居ない時は意味無いからね」

悲しげな笑みを見せるアキラ。

「そっかぁ…、塔矢んち両親居ない時多いもんな…。夏休みは居るの?」

「あんまり居ないかな」

「ふーん…」

ヒカルが何か思いついたように手を叩いた。
しかし、それを口に出そうとしない。

怪しげに思ったアキラは、

「どうしたの?」

とヒカルに問い掛けた。

「その…塔矢がいいならいいんだけど、お前んち泊りに行っていい?」

「え!?」

「ほら、俺んちに泊まってもさ両親居るしさ色々うるさいからさ…塔矢には慣れないかなって…」

アキラはニコリとヒカルに微笑んだ。

「ありがとう。僕は構わないが、父さんに聞かなきゃ分からないな…。分かったら伝えるよ」

ヒカルは頷いて、アキラから視線を外した。



.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ