Lアキヒカ小説
□お泊り大会
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その晩―…。
「という訳なんですが」
「あぁ、構わないよ」
アキラの顔がパァッと晴れた。
そんな訳で夏休みのお泊まり生活が始まった。
「お邪魔しまーすっ!」
ヒカルが靴を脱いで家にあがった。
「進藤!」
「な、何だよ…」
アキラが怒っているようだ。ヒカルは何をしたのか分からず焦っている。
「靴!」
「あ…!」
バラバラに脱ぎ散らかした靴を指差すアキラ。
ヒカルはそれを見ると、急いで靴を揃えた。
「これでいいか!?」
「あぁ」
アキラにいつもの笑顔が戻る。ヒカルはほっ、と胸を撫で下ろした。
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