Lアキヒカ小説
□赤ずきんパロ
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ある所に、黄色と黒のメッシュの髪に赤いずきんをかぶっているしんどー君が居ました。
しんどー君は赤いずきんがトレードマークなので、赤ずきんと呼ばれていました。
ある日赤ずきんはお母さんに頼みごとをされました。
「佐為さんのお家に碁石と碁盤を届けてちょうだい」
「えー…。仕方ないなぁ」
赤ずきんは碁石と碁盤をかごに入れると家を出ました。
「赤ずきん!」
「あ、あかり!」
あかりちゃんは赤ずきんのお友達です。
「最近狼のストーカーが多いみたい。赤ずきんも気を付けてね」
「おう!じゃーな!」
赤ずきんはあかりちゃんに別れを告げるとお花畑を歩きました。
「ぁ!このお花!」
赤ずきんが見つけたのは佐為さんの好きなお花でした。
赤ずきんはお花を摘んでいると赤ずきんの近くから少し声が聞こえました。
「あ、赤ず…」
でもしっかりとは聞き取れません。
赤ずきんは周りを見渡しますが、それらしきものは見当たりません。
怖くなった赤ずきんはそそくさと花畑を後にしました。
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