妄想駄文★銀魂

□内側の恋
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「ねぇ、君いくら?」
あぁ、まただ。うざいなぁもう、
「すみません、何の事かよくわからないんですが」
「そんなこと言わないでさぁ…、これだけ払うよ?」
肩を掴まれ目の前に指を五本出される。新八は自分の肩を掴んでいる男の手をゆっくりと外すとにっこりと微笑んで言った。
「いい加減にしてください。あんまりしつこいと鼻フックで背負い投げしますよ」
同時に指をボキボキと鳴らす。
相手の男は思いもよらなかった新八の行動に驚き、すぐに背を向けて逃げていった。
新八は大きく溜息をついた。
やっぱりこんな時間に外出るんじゃなかったな。そんな事を思いつつ姉、お妙の忘れ物を届けるべスナックスマイルへと足早に歩いていった。


初めて声をかけられたのはいつだったっけ………
お妙に忘れ物を渡した帰り道、ふと新八は疑問に思った。
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