妄想駄文★銀魂

□思いどうりにいかないモノ”2”
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「おやぁ?新八じゃないですかぃ。奇遇ですねぃこんなところで」
「こんな所って、なんであんたは勝手に入ってきてるんですか」
新八が買い物から帰ってくると万事屋の客用ソファに沖田が我が物顔で座っていた。
「まぁまぁ、そんなことどうでもいいじゃないですかぃ。それより今日も旦那はいないんで?」
「銀さんはいません。それより早く出てってください。不法侵入で土方さんにつきだしますよ」
あきれた顔で沖田を見つつ買い物袋をテーブルの上に置く。すると沖田は買い物袋の中身をのぞき込んだ。
「なんでぃ、貧相なもんばっかじゃねえか。こんなもん食っていきてんのかぃ?」
「なっ、失礼にもほどがありますよ!!お金がないから仕方ないじゃないですか」
あまりの沖田の物言いにさすがの新八もむっとして睨み付けた。
「まぁまぁそう怒りなさんな。お詫びと言ってはなんだけど、俺が飯くらい奢ってやりまさぁ」
そう言うと沖田は新八の返事も待たず腕を引っ張って早々と万事屋を後にした。
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