妄想駄文★銀魂

□銀魂高校文化祭!”2”
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3zの教室は人で溢れかえっていた。
忙しそうに教室内を走り回るメイドと男子店員。
いらっしゃいませご主人様と言う言葉が絶えず聞こえてくる。
土方は厨房からケーキを持ってくる最中、新八が客に絡まれているのを発見した。
「ちょっ、止めて下さい」
「いいじゃんちょっとくらい。すげーかわいいね君、この下どうなってんの?」
他の高校の生徒だろうか、嫌がる新八のスカートに手を掛けている。
「おい、なにやってんだ志村」
「ひっ土方さん」
新八は助けて下さい言う目で近寄ってきた土方を見た。
土方はそんな新八を見て少し顔を赤らめると、スカートにかかっていた男の手を容赦なくひねり上げた。
「お客様、メイドに手ぇ出してもらっちゃ困るんですが・・・」
完全に瞳孔が開いている。男は情けない悲鳴を上げながらどこかへ消えていった。
「おい志村弟、あのくらいさっさと殴って退治しちまえ」
「でも、お客さんだし・・・。あのありがとうございました」
さっと土方に向かって頭を下げると逃げるように走っていってしまった。
「振られちゃいましたねぃ土方さん。俺がせっかくチャンスやったってのに」
「振られてねーよ。っつーかあれ見てたんなら助けてやれよ」
朝から何度新八が絡まれてる場面を見たことか、その度に他の奴らが目の色を変えて新八を守っていた。
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