妄想駄文★銀魂

□内側の恋”2”
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「あれ?なんだろあの車・・・」

新八が家に帰ってくると一台の黒塗りの車が道場前に、入り口をふさぐように停めてあった。
「じゃまだなぁ、姉上は昨日から社員旅行とかで家にいないし・・・だれ?」

怪しがりながら家の中に入ると、いきなり後ろから声をかけられた。

「よぉ、久しぶりやなぁ・・・。わしじゃわし、お前さんとくそ銀髪にぎょうさん借りがあるさかい地獄のそこから這い戻ってきたでぇ」

聞き覚えのある声の方向に新八が振り向くと、そこには銀時と初めてあったときに警察に捕まったはずの天人が嫌な笑みを浮かべて立っていた。

「なっ、なんでお前がここにいるんだ!?たしか捕まったはずじゃ」
「ばかかお前、今この江戸動かしとんの誰や思てんねん。わしら天人やぞ天人。裏から手まわせばどうにでもなるっちゅーんじゃ」

ニヤニヤ笑いながら新八との間合いを詰めてくる。

「そんでな、今日こそは借金返してもらおう思うて来たんや」

「お金は、ありません。今日のところは帰ってください」
今の志村家の経済状況を考えると、借金を返済できるお金は一銭もなかった。

「はあぁぁ!?帰れってなんやねん!お前のせいでわしは前科持ちになってしもーたんやぞ。今日こそ耳そろえて返してもらわんとイライラで剥げそーじゃ」

顔を近づけられて凄まれる。
   
    あんま顔近づけんな・・・気持ち悪い
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