妄想駄文★銀魂
□ハッピー?メリークリスマス
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「メリークラリスヨ!新八」
外に遊びに行っていた神楽が家の中で掃除をしていた新八に抱きついて言った
「メリークラリス?…あぁメリークリスマスのことね」
「そうヨ、メリークリラメスのことネ!!」
さらに酷くなっている間違いに苦笑いをしながらも、寒さのせいか鼻を赤くし興奮気味に自分の袖を引っ張ってくる神楽の頭を優しくなでる
「で、クリスマスがどうしたの?」
「どうしたのじゃないヨ!今日はサンタが来る日アル。掃除なんかしてる場合じゃないネ」
そう言うなり神楽は新八の腕を引っ張って万事屋の外に連れ出し、走り出した
「ちょっ、神楽ちゃん?どこいくの」
「どこって、靴下のあるところヨ。めちゃくちゃデカイ靴下手に入れるアル」
「なんで靴下?そんなもの手に入れてどうする気だよ」
「決まってるネ、サンタを生け捕りにしてプレゼント根こそぎもらうアル」
冗談なのか本気なのか、そもそもでかい靴下でどうやってサンタを生け捕りにするつもりなのかわからないが新八がちらりとみた神楽の顔は本気であった
「いやいや、神楽ちゃん落ち着いて。そもそもサンタさんってのは良い子のところにしか来ないんだよ?」
自分をなかば抱えるようにして走る女の子に、諭すよう優しく言った