妄想駄文★銀魂

□思い出シャシン
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それは銀時と神楽と新八がお妙の命令によって、志村家で探し物をしていたときに発見された
それにまつわる話は、約11年ほど前にさかのぼる…





志村新八、今年で5歳
可愛い盛りの新八は、姉のお妙と二人でお買い物に来ていた

様々なものが売られている市場にまだ幼い新八の眼は釘付けで、
だんだんと自分が姉から離れていってることに気づいていなかった

不運なことに、いつもしっかりしているお妙も目の前にある大根を選ぶのに真剣で…

二人は完全に離れてしまった


新八は目の前の殊更大きいかぼちゃに眼を奪われた後、はっとしてお妙がいないことに気づいた
しかもさっきまでいた場所と全然違う場所に来ている

大きな眼をパチクリさせながら辺りを見回す

周りは大きな大人ばかりで、状況がまだあまり判断できていない新八は小さく首を傾げた

「あねうぇ?」

さっきまで隣にいた心強い姉を呼んでみる
もちろん返事は無い

少し不安になってもう少し大きな声で呼んでみる

「あねうえぇ」

いつもなら飛んできてくれるのに、全くその気配が無い
小さな胸に不安をいっぱい抱えた新八はその場からふらふらと歩き出した

姉を呼びながら
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