妄想駄文★その他

□オレのモノ
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久しぶりに、学校に来て
気まぐれで部活に参加して
嬉々として雲水からの賞賛を受け取った

部活が終わったあと、
日課のようにトレーニングルームへと向かう雲水を見て
ため息が漏れた

雲水が部室を出てしまう前に引き止める

「おいおい、ちょっとまてよオニイチャン。せっかく
俺が来てるってのに、自分一人で自主練って無いんじゃねーの?」

“自分も練習に付き合う”という意味にも取れる言葉に、雲水以外の部員達がどよめいた
雲水はというと、阿含の言葉に反応はしたもののチラリと視線をこちらによこしただけで
いつもと変わらない様子で口を開く

「なんだ珍しい。自主練、お前も来るのか?」
「あ?来るわけねーじゃん」

さっきの期待させるような言葉はなんだったのか

雲水はこれを見越していたのだろう
「そうか」と言っただけで、部室の扉に手をかけ出て行こうとする

それを阻止しようと阿含が雲水の前に立ちふさがった

「…邪魔だ、どけ」
「いやだ」

にやにや笑みを浮かべ、覗き込むようにしながらこちらを見てくる阿含と
そんな弟を無言で睨みつける雲水

周りの者たちは自分に火の粉が降りかからないよう口を挟まないようにしている

二人が視線だけの無言の攻防戦を始めて数十秒、
いきなり阿含の後ろにあった扉が開き


黒子、もとい一休が姿を現した
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