妄想駄文★銀魂

□内側の恋
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たしか、もう道場の門下生がほとんど辞めて父上が病気にかかって家の中がぐちゃぐちゃになってた時だった。
姉上は大丈夫よって気丈に振る舞ってたけど借金が出来たとかとにかくお金が足りないって事はなんとなく分かってた。
姉上と一緒にバイトを探したりしてたけどまだ小さい僕らを雇ってくれる所はなくて日に日に生活は大変になっていった。
そんなある日僕が一人で買い物をしにスーパーへ行った時だった。
後ろから声をかけられて振り向くとにこやかな知らないおじさんが立っていた。
「僕、お金欲しくない?君をおじさんに売ってくれないかな?」
その時はよく意味が分からなかったけど君を買うっていうのは何かしら雇ってくれるのかなって僕は思って二つ返事でそのおじさんについていった。
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