妄想駄文★銀魂

□思いどうりにいかないモノ”1”
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新八ゲット大作戦をたててから3日、沖田はそろそろ行動に出ようと考えていた。
新八の事を調べ始めたのはいいが、彼の行動はほぼ毎日同じ。
朝8時ぐらいに万事屋に来て朝ご飯を3人分+どでかいペット分作り、さながら母のように食べさせ後は雑用。
夕飯の買い物を銀髪の旦那と2人でいったり、いないときは一人でいったり。端から見るとぼけーっとしていて
たまにナンパのように誰か知らない奴に話しかけられている。そのたびに銀髪の旦那や何処で見ていたのか土方、山崎など
が何も分かっていない新八を守るようにその輩をぶっ飛ばす。
新八の性格結論から行くと、とてつもない鈍感だと言うことがいえる。
「ってことはストレートに行けばいいってことですかねぃ。回りくどいやりかたしてたらいつ気づいてもらえるか分かりませんぜぃ」
にやっといつもの何を考えているか分からない笑みを浮かべると新八がいるはずの万事屋へと足を向けた。

    ピンポーン
「はーい、どなたですか」
いつものように家の中を掃除していると滅多にならないチャイムがなった。
新八は仕事かもしれないという期待を少し胸に抱いてパタパタと玄関まで走っていった。
「どうも、お久しぶりでさぁ新八君」
玄関を開けたら黒い隊服に身を包んだ沖田が立っていた。顔にはいつもの怪しげな笑みを浮かべている。
「こっこんにちは、沖田さん。どうしたんですか、こんなところで…」
少しうろたえながらもとりあえず家の中にと招き入れる。
沖田はおとなしく新八の後に付いてきた。沖田を応接室の客用ソファに座らせると顔を伺いながらもお茶を差し出す。
新八も向かい側のソファに座ると一口お茶をすすった。
「で?どうしたんですか?神楽ちゃんなら今日はいませんし、銀さんならパチンコに出てますよ。
依頼なら僕が聞いときますが…」
「違いまさぁ、今日は新八君個人に話があるんでさぁ」
「僕個人にですか?」
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