妄想駄文★銀魂

□銀魂高校文化祭!”2”
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みんながみんな、どうやら新八に惚れてしまったようだった。
助けられるたびにありがとうございますと頭を下げ、礼を言ってる間潤んだ目でじっと目を見つめてくるのだ。
見つめられているこっちはたまったもんじゃなかった。
この3Zには、ゴリラに育てられたのかと疑いたくなるほど凶暴な女や、それについでブラックホールの胃を持つ女、猫耳をはやしたおばさん顔の女など、普通の女がいないのだ。
そんな中にあんなに可愛く、礼儀正しい子。男だなんてこと大して気にならない。
あの駄目教師まで新八に目を付けるほどだった。
「新八君大変ですねぃ。銀八にまで目ぇつけられちまって」
「大丈夫だ。新八は・・・俺が・・・・」
「守る、ですかぃ?そりゃてーへんだぜぃ。なんたって、近藤さん以外のクラスの奴らが全員気に入っちまったみてぇだからねぃ」
もちろん俺も含めてですけどねぃ、ニヤッといやな笑いを土方に向けると
あんたには負けませんぜと言い、人混みに紛れていなくなってしまった。
「そりゃ、こっちの台詞だ」
いなくなってしまった沖田へ一人呟くと、ほったらかしにしていたケーキを持って指定のテーブルへと急いだ。
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