妄想駄文★銀魂
□誘われて恋
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「なんだィ?感じちゃったかィ」
「なに言ってんだあんた!くすぐったいって言ったんだろうが!!ちゃんと耳ついてんの!?」
さっきまで大人しくしていたが、沖田の妖しい笑みと言葉で本格的に危険を感じ暴れだした
「おーおー、威勢のいい。楽しみがいがありまさァ」
本当に楽しそうに笑う沖田が…怖い
「ちょっ、離せえぇぇぇ!誘ってない!あんたなんか誘ってないから!てか、僕が男を誘うとかありえないから!特にドSを誘う勇気とか持ち合わせてないから!!!」
必死の形相で暴れだした身体をいとも簡単に封じ込め、舌先でつっとまるびを帯びている頬をなぞる
「…ひゃっ」
「ほらまた。あんたが誘ってないってんなら、そりゃ無自覚なんですかねィ」
そっちのほうが性質が悪ぃやと続ける
「わけわかんないですよ。てゆーか、そんなこと言われたの初めてですし…。沖田さんの目が、っつーか頭がおかしいんじゃないですか」
頬は赤いながらも、冷静さを取り戻したのか言葉は冷たい
沖田はそんな新八を一瞬呆けた顔をして見つめたあと、ニンマリと笑った
「あぁ、やっぱりあんたは誘ってまさァ。あんたの、新八の言葉の全てに欲情しちまう」
これが恋ってやつなんかねィ
「責任とってくだせェ。あんたが…誘ったんですぜィ」
文句を言おうとする新八の口を深くふさいで言葉を奪った
これ以上自分が溺れてしまわないように
他の奴等を誘えないように