短編部屋
□ある日の謙信様前編
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後の世に《上杉 謙信》と呼ばれる事になる、戦国時代を代表する 偉大な武将の1人。
上杉 政虎は、450年後の世界からやって来た(らしい)少女・真奈に
今日も、未来の日本についてあれこれ尋ねていた。
政治の事・風習・異国についてetc.…
そんな感じで話し込んでいる内に、ふと彼女の洩らした一言。
真奈は、思ってもみなかった。自分が戯れに言った言葉が、
ここまでおおごとになろうとは。
―この話は、わりかし人に乗せられ易い主君と。
…それに振り回される忠実(可哀想な)忍び達の物語である。