10/30の日記

14:56
落書き小説カイリンハロウィン
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「カイト兄見てみて!」
「んー?リンちゃんどうしたの…ってうわ!」

僕は最近ハマり中の本から目を離してリンちゃんの方を向くとそこにいたのはセーラー服を着たいつものリンちゃんではなく、大きなとんがり帽子をすっぽり被り真っ黒でスカート部分をふんわりとさせたワンピースを着て星のステッキを持った可愛らしい魔女さんがニコニコしながら立っていた。
僕は一瞬だけ見とれてしまったが彼女に呼ばれてすぐに現実に戻った。

「どうどう?可愛い?」
「うんスゴい可愛い」

僕は素直に答えるとリンちゃんは照れながら笑った。
するとリンちゃんは僕の前にちょこんと座って手を僕の前に出した。

「カイト兄トリック・オア・トリート!」
「あぁ…僕お菓子持ってないや、今日がハロウィンなのも忘れてたしぎゃっ」

僕が話している途中で重い衝撃と同時にいつの間にか寝転んでいてその上にリンちゃんが覆い被さっていた…というか抱きついていた。
そしてリンちゃんは顔をあげてにっこり笑った。
まるで今から悪戯するぞという顔で。

「お菓子持ってないなら悪戯しちゃうね…!」
「ままま魔女さん早まらないで…僕まだやり残してる事が…」

僕はリンちゃんになにされるのか分からず顔がどんどん青ざめてる気がした。

「悪戯開始!」
「待って…ってうひゃひゃひゃひゃ!」

僕はリンちゃんに脇腹をくすぐられていた。
僕がくすぐったさに苦しんでいる上でリンちゃんは笑顔でくすぐっていた。
だけど僕も我慢が出来なかったのでリンちゃんの両腕を押さえた。

「もう止めて」
「はーい…」

僕は両腕を離すとリンちゃんはつまらないと言った顔で僕を見たけどまた僕に抱きついた。

「今日は甘えん坊だね魔女さん」
「うん…最近カイト兄いっつも本ばかり読んでるから抱きつけられなくて、メイコ姉に今日がチャンスよ!って言われたから…」

と真っ赤な顔になりながら言ってくれたリンちゃんを僕は抱きしめていた。

「僕にはわがまま言っていいんだからねリンちゃん」
「うん…ありがとうカイト兄」
「…トリック・オア・トリート」

僕は不意にハロウィンの決まり文句を呟くとリンちゃんはキョトンとしていた。

「私持ってないよ…?」
「じゃあ悪戯だね」

と言いながらリンちゃんの頬に口付けをした。
リンちゃんは数秒間固まっていたが自覚したのかだんだんと驚いた顔をした。

「カ、カイト兄いきなりすぎるよ…!」
「えへへ…あまりにもリンちゃんが可愛いからね」

リンちゃんは照れ隠しに僕の胸に顔をうずめた。
そして僕は優しくリンちゃんを抱きしめた。


お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!

こんな可愛い悪戯なら僕は大歓迎だ。




おわり











ハロウィンでカイリン書いてみました!
本当はカイリンレンを書くつもりでしたがレンの出番はどこにしようとか考えてたらいつの間にかカイリンがいちゃいちゃして終わりましたWw
ですが反省はしていません。カイリンは私の癒やしなので(^w^)

そんなわけで皆さん方よいハロウィンを!



Greas☆

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