小説
□Happy X'mas ?
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「どうしたの?ひとり?」
-話しかけてきたのは、かわいい女の子
「だったらなに?」
―冷たい言葉。
「アハハ、クールなのね」
「なんでそうなっ―」
「だって人を寄せ付けないじゃない」
それは…いいや、この娘は初めてあったんだ。どうせすぐに消える。
「ねぇ、あなたの名前は?私はヨセフよ」
「俺は…」なぜか口を閉じてしまった
「…雪ね…今日はホワイトクリスマスかしら」
クリスマスなんて…今日も普段と変わらずバスを待ってるだけだ。普段と違うのはこの娘がいることだ。
「クリスマスはただ、キリストの生まれた日だろ?」
「でも、なんか嬉しい気がするわ」
「音楽かけて良い?」
「すきにしろよ」
―クリスマスの唄だった。
「ねぇ、踊らない?」