シークレット〜君とまた会えた〜
□また会える
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1ヶ月前 イタリア
「じゃあまた明日!バイバイ、名前」
「じゃあね!」
友達にイタリア語で言って学校を出た
家
「おかえり。あなたに良い知らせがあるわよ」
母が言う
「ただいま。良い知らせって何?」
「あのね…日本に戻れる事になったの!」
6年前に離れた日本に戻れる!?
「…本当に?母さん?」
「本当よ!」
耳を疑った。また日本に戻れる日が来るとは思わなかった。
この6年間、母さんと父さんは忙しかったので当分日本には戻れないと思っていた。
今日母さんが家にいるのも、めずらしく仕事が休みだったからだ。
「でも、仕事忙しいんじゃないの?それに、他のファミリーが襲ってくるかもしれないし…」
「大丈夫よ。今、仕事は落ち着いてて日本でも大丈夫だって言ってたし、それにあなた日本に戻りたいでしょ?」
「なんでわかるの?」
「顔に出やすいから」
私、顔に出やすかったんだ…
「じゃあ他のファミリーは…」
「それも大丈夫よ。私たち家族は極秘で行くことになってるから。それに私のファミリーは情報とかを扱っているファミリーだから簡単に情報は流れないわ。だから安心して日本に行けるわよ」
「そっか!で、いつ行くの?」
「一ヶ月後よ。それまでに準備しておきなさい。」
「はーい」
うれしかった!
また、日本に行けるんだ!
ツナ君に会えるんだ!
おぼえてるかな?私の事…