おたく×ヒロイン×3

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〜バスに乗りましょう!〜


『おっほほ…あ、すげWWいや、駄目だって、もう。雛咲くんったら…大胆…ぎゃふー』
ごめんなさいごめんなさい。只今私恋愛ゲームに必死なのです。

それより、それより昨日はいろいろとありすぎた。美羽ちゃんに刺されそうになるし、霧か…じゃなくてアスモさんは電波少女見たいだし…。何だよ。逆ハー、最強、傍観、平凡という四大ヒロインじゃなかったのかよ!?あ、とりあえず佐納さんは置いといて。


うん、現在ではこういう事か
逆ハーで裏表ある悪女美羽ちゃん。現在白石にばれちゃった。
最強だが実は私を助ける為に演技をしていた電波少女アスモさん。
平凡逆ハー狙いの香取さん。
傍観者であんまり性格をつかめれない三宅さん。
そして相変わらず本性むきだしのぶりぶりミーハーな佐納さん。
案外佐納さんが1番素直なのかもしれない…。






よし、今日は最終日だし頑張ろうか!!
ゴミ拾いするぞ!
あ、そこのちみ!
馬鹿にしちゃいけないよっふー。
意外にお金とかお金とか落ちてるんだから。

………………………………………………………真面目にやろう






***

よーし
終わった終わった!

そしてお別れの日…。

『佐奈さん…今まで有難うございました』

佐奈「名前ちゃん…こちらこそ、ありがとう。」

佐奈さんとは私がとくにお世話になった
メイドさんなんです。
それも、今日でお別れ。

佐奈「バイバイ…名前ちゃん。」

『はいっ』

泣きながら佐奈さんに抱き着いた。
あ、もうそろそろバスに行く時間だ…っ。



***

『…………。』

何だこの状況は…。

愛乃「蔵っ…私ね蔵の為にレモンの蜂蜜漬けを作ったの」

白石「好きやないねん」

愛乃「嘘よ…ねっねぇ?私蔵の為にチーズリゾット作ったのよ」

白石「腹へっとらん」

愛乃「…ッ。」

白石「自分…話しかけんどいてくれるか?」

愛乃「……ふ、ふぇぇん…」

うん、まずツッコミたいのはチーズリゾットね。
チーズリゾットいつのまにつくったんだよ、オイ。うう…睨んでるよ
美羽ちゃんが
ニヤニヤしながら見てるよ 、 アスモさんが

何かしたか この私
私は普通に生きてきた
つもりだけど
いや、オタ道を極めながら、と言った方がいいか。



財前「部長、それは言い過ぎちゃいますか」


白石「お前は騙されとんねん…」

財前「は?」

白石「まぁ、ええわ。名前、ちょっとええか?」

『何でしょう』

白石「そ…その、何ていうか…こ、コスチュームプ『コスプレですね』

白石「いつ行けばいいんや?」

『明日でも…いいですか、ね?』

白石「俺も…するんか?」

『女装、したいですか?』

白石「…いや」

『じゃ、写真撮って下さい。それでいいかな?』

白石「お…おお」

『じゃ、バス乗りましょうか?』

白石「メルアド教えてくれへんか?」

『いいですよ、赤外線ですね』





白石「登録完了」

『席何処にしよかな〜』

白石「俺の隣すわるか?」

『んー、視線が怖いんでノーサンキューです。アスモさんのお隣りにすわろうかな』

白石「アスモ…?」

『霧風さんです』



「名前様、『名前でいいよ、一緒に席すわろ?』

「はっ…はい!」



私は、アスモさんとバスに乗った。

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