シークレット〜君とまた会えた〜
□真実
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「ただいま。」
家のドアを開け、リビングに行く。母さんがいた。
「お帰り。名前、ちょっとお話があるから座ってくれる?」
私はソファーに座る。
「何、話って?」
母さんが真面目な顔になる。
「今から話す事は誰にも言ってはいけない話よ。そして
母さんや父さん、名前の命にも関わるかもしれない話だわ。そして絶対あなたがショックを受ける話でもある。」
聞くのに戸惑いを感じたがそれでも聞く事にした。
「話して。」
「わかった。話すわ。
実は今日名前がツナ君の家に行っている時、仕事に行ってる父さんから電話があったの。そしてその電話の内容は…
ツナ君についての事だった。」
「ツナ君が何か関係あるの?」
「実はツナ君…沢田綱吉君は、
私達ライトファミリーの最大の敵ボンゴレファミリーの次期10代目だったの。」
敵?
ツナ君が?
嘘だよね?
「ねえ母さん嘘でしょ?」
母さんは何も言わない。
「なんッ…で…」
泣けてきてしまった。
落ち着くまでしばらくかかった。
「続き話してもいい?」
目が赤くなりながらも頷く。
「ツナ君達は私達の事をまだ知らないらしい。だからとにかくツナ君や他の皆には私達がマフィアだとは言わないで。そしてツナ君達ボンゴレファミリーにわかってしまったら…
いつボンゴレファミリーに殺されてもおかしくない。
さらに私達もツナ君を抹殺しなければいけない。」
いろいろな事を言われて理解するのに時間がかかる。
しばらくして返事をした。
「わかった。母さん、しばらく1人にさせて。」
「わかったわ。」
自分の部屋に行く。
自分の部屋へ行くとさっきよりも涙があふれでてくる。
それほどショックだった。
「何でツナ君なの?」
さっきまで一緒にいた人物が敵。
すぐにこいつは敵なんだって受け入れる事なんて出来ない。
母親に聞かされたのは辛い真実だった。
でもこれからは受け入れていかなければいけない。
しかしそう簡単に受け入れる事は出来なくて…
続く