短編集

□消えた彼女(中)
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彼女の隣には知らない男がいた

三下君でも雅ヶ丘の変態お兄さんでもない

俺の知らない人…


「鮎沢!」

俺は名前を叫んで彼女の所へ行った

「っ!痛っ!」

気が付けば彼女の手首を握っていて、すぐに離した

「誰だよ、あんた!」

男の方が言ってきた

「あんたこそ誰?ちょっと黙っててくれる?」

睨みながら言った

そして彼女に話しかける

「鮎沢…今までどこ行ってたの?」

しかし彼女からは意外な事を言われる

「おまえ…なんで私の苗字を知っているんだ?」

ありえない一言

「俺の事覚えてないの…?」

「悪いが知らないな。」

ショックだ

せっかく彼女を見つけたのに…

どうすればいいんだよ…



「……っ!おまえもしかしてっ!」

彼女が何かを言いかけた時、隣にいた男が…
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