短編集
□何の夢を見てる?
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校舎の見回りを終えた美咲は生徒会室に戻って帰ろうとした時…
アイツがいた
でも「会長」とか「ミサちゃん」とか「鮎沢」とか何も言わない。
なぜかは見ればすぐにわかる。
理由は…
寝てるから
「私を待ってたのか…」
下校時刻まであと15分あった。
「もう少し寝させといてやるか。」
-15分後-
下校時刻だったので美咲が起こそうとした。
その時碓氷から意外な寝言が出た。
「美咲…」
「っ///」
美咲は碓氷に美咲なんて呼ばれる事がなかったのでびっくりしてしまった。
「どんな夢見てんだよアホ碓氷…」
美咲の顔が赤くなりながら言った時碓氷が起きた。
「ミサちゃんおはよ〜って何で顔赤くなってんの?」
「べっ別になんでもない!それよりお前何か夢見てただろ?寝言言ってたぞ。」
「あ、うん見てた。夢が現実になればいいな…」
「何か言ったか?」
「いや、何も。」
碓氷の見た夢とは何だったのかと疑問に思う美咲であった。
「そういえばさぁ、俺どんな寝言言ってたの?」
「///いや、言う事でもない!」
「鮎沢顔赤いよ。もしかして美咲とか言った?」
「何でわかるんだよ///」
「あれ、図星だった?」
end