マギ夢
□さようなら
1ページ/2ページ
※シンドバッド→主人公→紅玉
『………』
「体調は大丈夫か名前」
『………はい、すみません。迷惑かけて』
「俺はお前を頼ってくれて嬉しい」
『……は、い。』
シンドバッドさんに抱き抱えられた。
うう…気持ち悪い、早くここから出たい
私はもとは煌帝国の紅玉様の専属の使用人だったが…
何故かシンドバッド様の目につきいつのまにかシンドリアの王宮に閉じ込められた
紅玉様に会いたい…会いたいのです
私の憧れの紅玉様に………!
『私っ……お水貰ってきますね!』
「ああ…俺が貰ってくるから名前は寝とけ」
『シンドバッド様は仕事に戻ってください。水ぐらい自分で持ってこれますから』
「………ああ。わかった」
ガチャン
扉は閉まり、シンドバッド様はでていった。今は私一人だけ。
あとは…どう抜け出すかだけど……んー。
まあ、何とかなるさ
愛があれば……………!
王宮内なら私が出歩いても、怪しまれない。
問題は…王宮から出るとき…か
見張りにばれたら終わりだ
とりあえずここの使用人服に着替える
これならとりあえずごまかせるかもしれない…
さぁ、準備はできた!
荷物を持って王宮からとりあえずバザールへ向かう
***
なんとかバザールについたけど……
ふぅ…疲れたな…とりあえず休憩しよう
私は人通りが少ない所へ移動し壁にもたれ掛かった。
『はぁ………だるい。まだ熱あるのかな…』
頭がずきずきし始め、視界がぐらぐら歪んだ
………ずりっ
『っと……いかんいかん。バザールでの買い物もすんだし後は港に向かうだけだ……。』
ふらふらになりながらも港へ向かう。遠い…な。