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□死の連鎖
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嗚呼、やってしまった

愛すべき人を殺してしまった

「くそっ…」

無意識に自分の足元に転がっていた誰かの頭を蹴り飛ばす
勢いよく飛んで行ったそれは、ゴッという音を起てて壁にぶつかり、また地に落ちた

「もう…誰も殺したくないのに…」

今日で何人の人を殺しただろう…

手に伝う誰かの血が生温かくて俺は顔を顰めた
まわりを見渡せば、そこらじゅうが血溜まりで、そても俺1人で殺したとは思えないほどの死体の量
俺はさらに顔を顰めた

「ァ……ゥッ」

ふと何処かでうめき声が聞こえる
その方向に目を向けると、
そこには血に塗れたカドルス。

「フリッピー…何でっ…こんな事っ…がはっ」

ああ駄目だっ
それ以上喋らないでくれ…
また俺の中のアイツが騒ぎだすから…

「カドルス…ごめん…俺の意思じゃあないんだ…ごめん…ごめん…」

そう言いながら俺は、カドルスに近付き、目を瞑って俺がいつも持ち歩いているサバイバルナイフでカドルスの頭を刺した
カドルスを殺した。

殺したくはなかった
殺意もなかった
でも、アイツにだけは出てきて欲しくはなかった
だってもし、アイツが出てきて、被害が拡大するのが嫌だから…

皆を殺した。この俺が。
いや、俺の中に眠ってるもう一人の俺が。

そして俺は愛すべき人をも殺してしまった

綺麗な赤い髪が、更に赤い血の色に染まっている

「ごめんね…フレイキー…」

白い指がピクリと動いた気がした

「フレイキー…ごめんね…ごめん…愛してる…」

俺はフレイキーの体を起こし、抱き締めた
血の匂いがする


俺は…、このままいてもまた誰かを殺してしまう
だから…せめてここで…

サバイバルナイフを自分の首に押し当て、動脈にそって切り裂いた

「ぅあ゛…っ!!」

痛い…でもフレイキーも、ギグルスも…皆…もっと酷い殺され方をしたんだ…

俺は更に深くナイフを突き刺し、首を抉った

「ぃっ…ぎあぁぁぁああっ」

ドクドクと溢れ出した俺の血は、さらに出る勢いを増し…
そして…、俺はフレイキーの横に倒れ込んだ

「フレイキー…」

フリッピーはそのまま目を閉じ…もう開ける事は無かった




























END












─後書き─


すいません
急いで適当に描きました
急いでたので…
はい…自重します…サーセン…
フリフレっぽくないっすね…
分かってます
すんませんした!

            byワトソン



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