鹿×炎
□#10
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体のふわふわした感触が終わらない。
頭の中身は
さっきのあの場所に置いてきてしまったようだった。
「ミノ飲んでる〜〜???」
ぐだぐだになったユチョンヒョンが僕に覆いかぶさってくる。
「・・ちょ・・ヒョン、飲みすぎですよ!」
「うえ〜??」
ユチョンヒョンの手が服の中に侵入してくる
「わっ!////ちょ・・っつ・・・」
____バシッ
「ヒョン。殺されたいんですか。」
べりっと僕からユチョンヒョンをひきはがし、
チャンミニヒョンが間に割り込む。
「あ、チャンミン〜遅かったジャン〜」
「ちょっと、事務所に呼ばれてました。ジュンス、ユチョンちゃんと見張っててくださいよ!」
「え〜!ユッチョンまた浮気してたの!!?」
ユチョンヒョンを軽々しくジュンスヒョンのほうに追いやると、
「ミノ。ごめんね?」
ものすごい笑顔で俺の隣に座った。
__ドキンッ
「あ・・・いえ・・///」
やばい・・
こんな目の前でそんな可愛い天使の微笑なんてされたら。
目を挙動不審にきょろきょろさせながらあわてて答える。
「チャンミン何飲む?」
チャンミニヒョンの隣には
すごく可愛い笑顔で、
まるで彼女のようにメニューを渡すジェジュンヒョンがいた
「あ〜。じゃあ、マッコリで。」
「はいよ〜。」
笑顔を絶やさずに
少し小首なんかかしげて、
唇を真っ赤にしながら。
「・・・・」
なんだか胸の奥がザワザワする。
無意識に口を尖らせながら
俯く。
___ウ"-ッヴー
「・・?」
ジーンズのポケットの中で
ケータイが震えた。
開くと、
「・・・・・・!」
《ミノ、さっきの返事の続き聞かせて?》
「!!!!!!」
あわててチャンミニヒョンのほうを見ると、
相変わらずしたり顔でこちらを見ている。
「こ・・ここでですか?」
「うん。」
、