鹿×獅子
□元旦の后__2011.1.1
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「ふぁぁ…」
1月1日が来た日の朝
チャンミンが寝惚けながら部屋から出てきた
「あ、チャンミン、起きたの?」
「はい…あ、ヒョン、明けましておめでとうございます。」
半寝半起きのまま
意識はあるのか
ペコリと挨拶をしてきた
こんなときまで礼儀のある奴だな
「うん。明けましておめでとう。今年もよろしくね!」
笑顔でそう応えると
チャンミンはまだ半開きの眼を擦りながら
いつもとは違う
赤ん坊みたいにふにゃりと微笑んで
キッチンにいる俺の側に来た。
「........」
「........なに?」
「.......」
ぎゅっと俺の背中に抱き着く
「チャンミン―今御節料理作ってるんだから。」
「ん〜?」
「......./////」
俺の肩に顎をのせて
甘えた声を出している。
「.....ヒョン〜」
「な…なにさ…/////」
「今年も、またヒョンの夢だった♪」
「え…ほんと?」
「うん♪ヒョン可愛かったよ?」
「な…///」
なんだこの甘えたさんなチャンミンは!!!!
「来年もヒョンの夢見れるといいな〜」
「........」
「あ、ヒョン」
「ん?」
――――――ちゅっ
「はは♪今年の初めてのキスですね。」
「チャンっ....../////」
「?」
「大好きだぁ〜っ!!!!!!!!」
はははって
困ったように笑う愛しい人の腕の中で
約束しようよ。
―――ねぇ、ずっとそばにいて。
fin