鹿×兎

□KISSしたまま、さよなら。W
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「・・・」




「俺を受け入れるって言ったくせに・・・・」





「・・・・」




チャンミン?


なんでそんな哀しそうな目をするの?




「・・さようなら」







人って

なぜ肝心なときに何も言えないんだろう。







「・・・・」



背を向けて


チャンミンが俺から離れてゆく






「ユチョン?追いかけなよ!!なんかよくわかんないけど・・・


いろいろ誤解してるよ?」




誤解?





なんだそれ。



違うよジュンス






「でも、別れたいって言ったのは嘘じゃないよ・・・」







「だったら・・」







「・・・」







「だったら、なんで泣いてるんだよ・・・」







「・・・っ」





沈黙が


流れる






「ジュンス」




「ん?」





「泣くほど好きなのに、なんで、手に入れられないんだろう。」










手に入れられない。




手に入らない。








そしてまた

チャンミンは


ジェジュンの元へ








そう考えただけで


吐きそう。







「俺・・・・」







チャンミン








「・・・・」







行かなきゃだめだ




今行かないと




すべてが崩れ去る





そんな気がした。








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