鹿×炎

□#1
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[今週の一位は…東方神起です!!!!!]





テレビからそんな声がして、
ふり返る。


「あら、また東方神起ね〜」

「......」


家族で食卓を囲んでいると、


ふいにテレビから流れたのは某音楽番組


今週の一位は、また東方神起というグループらしい


「あ、お母さんこの子好きなのよね♪」


母親がそう言いながら指差したのは、

小さな画面に映る一際大きな背丈の男


『こんにちは!東方神起のチャンミンです。』


「ほらぁーかっこいいじゃないの♪」


「まったく…いい年してアイドルが好きなのか?」

「違うわよ。かっこいいって言っただけじゃないの。まったくおとうさんたら…」

「なんだよ〜」



家族の会話なんて耳に入らなかった。


食い入るように画面を見つめる。






......圧倒的






[rising sun]



ゆっくりになったテンポからの脱出




そのときに響く

高い高い

シャウト…




なんだこれ。


なんか…



すげぇかっこいい。





外れない高音


激しいダンス


乱れる呼吸に感じられるリアルさ




極めつけは、


長身に整った顔。


なんて磨かれたスタイル。




わけがわからなかった…
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