聖霊のレクイエム
□放課後の出来事
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渚と梨麻がそれぞれのクラスで重要なターゲットであるテニス部レギュラー部員と木崎奈津との接触を果たしてから数時間後…放課後になった。
(当たり前じゃね? by渚)
それぞれ経緯は違うがテニス部に招かれた二人は部室の前で鉢合わせた。
渚『あ、梨麻!』
梨麻『学校では先輩、ですよ』
渚『はーい』
跡部「おい梨麻コイツは誰だ?」
木崎「あ、景吾せんぱぁいvVこの子はぁ奈津のクラスの転校生で渚ちゃんっていうんですよぉ」
渚『天理渚です!宜しくおねがいします♪』
跡部「俺は跡部景吾だ…で、なぜ天理がここに居る?」
木崎「奈津がぁマネージャーやろぉって誘ったんですぅvこの子ならぁ安心できるとおもってぇ」
木崎の言葉を聞いて跡部は少し悩んだようだが、頷いた。
跡部「奈津がいいと言うなら俺は信じる、部員にも言っておくから安心しておけ」
渚『ありがとうございます!跡部先輩』
跡部「お礼は奈津に言え」
木崎「奈津はぁお礼言われることなんてしてないですよぉ」
渚『じゃあ二人とも、ありがとうございます』
木崎「じゃあ部室いこぉ!」
入部が決まった渚は木崎に連れられ、部室へ入っていく。
梨麻『跡部君…私はどうしたらいいんでしょうか?』
跡部「あぁ…悪かったな、レギュラーが揃ったら挨拶でもしていけ奈津にもまだ礼出来てねぇだろ?」
梨麻『分かりました、もう少し待たせていただきますね』
梨麻は案内されたベンチに座り、屋上を見つめていた。