聖霊のレクイエム

□新しいクラスで…
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教室へと案内された渚はそのドアの前で肩を落としていた。



渚『うわ…木崎と同クラ!?香水外までにおうって…』


先生に呼ばれるまで一人ぼやき続ける姿は、周囲見たらかなり不思議な人に見えること間違い無しだろう。



近藤「天理さん…はいってきてくれるかしら〜?」


渚『はーい』





―渚SIDE―


ドアを開ければ可愛いーとか色々聞こえてくるけどそんなのは気にならなかった。



近藤「それでは天理さん、自己紹介をお願いできるかしら?」

渚『天理渚ですっ!前は並高にいました!早く友達がたくさん出来ると嬉しいです♪』


いつものテンションにちょっとだけぶりっ子を入れて自己紹介をする。
周りの反応は上場だね!


近藤「はい、それでは天理さんは木崎さんと鳳君の間の席ね」


先生に言われると二人の生徒が手を挙げた。
一人は木崎奈津。
もう一人は銀髪の男子。


木崎「あれぇ?さっきの娘だよねっ?同じクラスなんだぁ♪」

渚『覚えててくれたんだ!木崎さんっていうんだね』

木崎「奈津でいいよぉv渚ちゃん」



うちはまだ名前呼びを許可してないんだけどね?
随分勝手な女じゃんか…。



鳳「奈津ちゃん、天理さんと知り合いなの?」



木崎に話しかけたのはうちのもう片方の隣人さんの鳳君。
確かこいつもフィルンチウムにかかわってんだっけかな??


木崎「うん、奈津がぁ職員室まで案内してあげたのぉ♪」

鳳「そうなんだ!さすが奈津ちゃん優しいんだね」

木崎「そんなことないよぉ//」


…胸くそ悪りぃな、骸よりムカつく。
けどここでは我慢しないといけない、ツナが怖いんだよぉっ!(泣)


木崎「ちょたぁ…渚ちゃんに自己紹介しなくていいのぉ?」

鳳「あ、そうだったね」


うち…忘れられてた??
ちょっ初めての経験…!!!



鳳「俺は鳳長太郎、宜しくね天理さん」



ニコッと爽やかな笑みを浮かべる鳳。
爽やかだねぇ…。



渚『こちらこそ宜しくね!後渚でいいよ♪仲良くなりたいし!(ニコッ』


ホントは馴れ合う気もさらさらないけど任務のために木崎の周りの男には近づいておくよ。


鳳「///な、なら渚ちゃんってよばせてもらうね」

渚『是非そうして!フフッ仲良くなれたみたいで嬉しいなっ』

鳳「喜んでもらえると俺も嬉しいよ」

木崎「っ……」


鳳と話しつつ木崎を見たら酷い顔でこっちを…いや、正確に言うとうちを睨んでいた。

嫉妬って怖ーい♪
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