ポエム
□★混沌
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ただ ぼんやりと
ただ ただ──ぼんやりと
ぐるぐると渦を巻いて
ぐちゃぐちゃにこんがらがって
一塊だったそれは
均衡を忘れて脆く崩れる
お前はまた一つに戻りたいのか
名残の錦糸に絡み付いて
そうまでして過去の己に戻りたいのか
…なんてな
安心するがいい
たとえ誰もが忌み嫌う存在であろうと
お前を好いている者は
ここにいる
変わることを怖れるな
むしろ私は 変わってゆくお前の方がいい
…なんてな
どうして私は
哲学者のようなことを考えていたのだろう
ぼんやりと ぼんやりと
納豆を掻き混ぜている時に