こんなに宮藤が可愛いわけがない

□妹にならなイカ?
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「こんなもんか」シャーリーが荷台に頼まれた備品をのせる。
「そうだな」
「あの、お金はまだ残っていますけど」
「あ、それは自分たちが使っていいらしいよ」
宮藤が持っている空の袋とは別の袋を見てシャーリーは言った。
「とはいえ、予算だって多くないからな、それは今後の予算に…」
真面目に言うバルクホルンの横でシャーリーはやれやれと呆れた表情を見せる。
「まったく、ミーナ中佐が使っていいって言ってるんだからさぁ」
「リベリアン、いくらネウロイの襲撃がここ最近少ないからと言ってもだな」
バルクホルンの説教みたいな話を面倒くさそうにシャーリーは聞き流した。
「ハイハイ、なぁ宮藤は買い物したいよな」
「そうですね…」困った顔をする宮藤。バルクホルンとシャーリーの二人に見られてどのような答えしたら二人とも納得するか。いや無理だとすぐに宮藤は思った。
「宮藤が困っているだろうリベリアン」
「いえ、あります欲しいもの」

と一応言う宮藤。「ほらな、いいだろ」
「まあ、宮藤がそうなら…」
欲しいものが、お金が無くて我慢するようにバルクホルンは言った。
「なら、まずお昼にしよう」
シャーリーはそう言って近くのお店に入った。
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