こんなに宮藤が可愛いわけがない

□私のトゥルーデ
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ピクニックから三日が経った。あれからあのネウロイが現れなくなった。情報もこない。あのネウロイはどうしたのだろうと私、エーリカ・ハルトマンは考えていた。

それともう一つだけ変わったことがある。

「どうだ芳佳、おいしいか」
「うん、お姉ちゃんおいしいよ」
目の前で本物の姉妹のように会話するトゥルーデ、あのピクニックのときにこの現実には実妹のクリスがいないと分かってから落ち込んでいたのだが、昨日から宮藤とわたしの知らないくらい仲良くなっていた。わたしもトゥルーデが元気なったのは嬉しかったから特に気にしていない。

「ねえ、トゥルーデ、わたしにもちょうだい」
「これは、芳佳の分だ、あとで作ってやる」
「えー、トゥルーデのいじわる」
「何と言われようとダメだ」

わたしは目の前の美味しそうなお菓子を見つめながらため息をついた。そういえばトゥルーデが買ってきてくれたお菓子はどこにいったんだっけ。部屋のどこかにたしか……。

お菓子を探すためにわたしは食堂を出て行った。
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