駄文(俺の妹がこんなに可愛いわけがない)

□微修正
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ピンポーン

玄関のチャイムが鳴っている。

確か口の軽い母はスーパーに、桐乃もさっきちょっと出かけてくると言ってたから家には俺だけのはずだ。

「いったい誰だよ」


玄関のドアを開けるとそこには垢ぬけた美少女、桐乃の友達のあやせが立っていた。

「げ、お兄さん!?」

「俺で悪かったな。」

「あの・・・桐乃いますか?」

「今ちょっと出かけてるぞ。もう少ししたら帰ってくると思うけど・・・上がって待っとくか?」

俺がそう言うとあやせは少し後ずさった

「ん?」

「ま、まさか妹だけでは飽き足らず私までも毒牙にかけようと!?」

「違ぇよ」

俺がそういうとあやせはしぶしぶ家の中に入った


〜リビング〜

そういうわけで今あやせと二人きりなわけだが・・・ヤベェ、空気が冷たすぎる(汗)

するとあやせが唐突に切り出した

「先日はありがとうございました」

「どうしたんだ?あらたまって」

「いえ、まぁ一応お兄さんのおかげで桐乃と仲直りできたんで」

「そりゃよかった」(じゃあなんでそんなに嫌そうなかおしてんだよ)

「あの〜それでですよ?」

「ん?」

「き、桐乃とは本当に・・その、恋愛関係とかないんですか?」

「全くない!!だいたい何で俺があいつを好きにならなきゃならないんだ?」

じっと俺のことを見るあやせ。そして

「ふ〜ん。ま、一応そういうことにしておきます」

一応かよ・・・・


ガチャ、と玄関の方から音がする。桐乃が帰ってきたようだ。

「あれ、あやせ来てたんだ!」

あやせを見て驚く桐乃。そして俺の方を見て、

「人の友達を家に自分しかいない時に連れ込んでんのよ、さっさとどっかいってよ変態」とのたまりやがった。

「へいへい」

不本意ではあったが自分の部屋に戻る。下では妹とあやせの楽しそうな声がきこえる。

「なにはともあれよかったかな」

そういって桐乃から借りたパソコンの電源を押した
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