Dream 2
□君がいれば
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「…、泣くな」
「な、いては…おりませぬ…!」
そう少女が言えば、彼は少しだけ頬を緩ませ少女の涙の溜まった下瞼をそっとなぞった
「お前をおいて、何処に行けるというのだ」
「…なら、私のどうか、我が儘を叶えて下さいまし…」
願い?そう彼が聞き返せば、涙をはらはらと流しながら、少女は彼の胸へと顔をうずめた
「どうか、独りにしないで下さい…」
「……………」
「命尽きるまで、私と共に…私は貴方さえ居られれば何も必要とは致しませぬ…だから…っ…」
「…里に戻るぞ」
彼の手が、酷く優しい手付きで彼女の輪郭を撫でた
「───────…」
「、…ええ…勿論です!」
【君がいれば】
(“お前が居れば、俺は死なぬ”)
(“だからお前の命を、未来を”)
(“俺に預けてはくれないか?”)
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初めて風間を“頭領”と呼んだ気がします
いつもは“会長”やら“店長”やらですからね!←
カッコいい頭領が大好きです
201110/05