FAIRYTAIL longstory
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ギルド内、医務室。そこではナツ、エルザ、ルーシィが喋っていた
「ルーシィ、大丈夫か?」
「うん。」
「怪我とか…してねぇか?」
「うん。大丈夫。」
「しかし、あの時ラナルと闘っていたではないか」
「あぁ…。あの時は…眠らされてたの。だから怪我とかしてないし。大丈夫よ。」
「そうか。」
「それより…グレイは?」
ルーシィは部屋の中を見渡しながら言った
「ギルドに帰ってきて、ウェンディをみるなりダッシュでウェンディの所に行ってウェンディと一緒にどっかに行ったぞ?」
「ウェンディ?」
「おう。なんか大事な用でもあったんじゃねぇの?」
「浮気、とか?」
「それはねぇ。ウェンディだし。」
「ま、そうよね。・・・・あれ?」
「どうした?」
「鍵が…無い!?」
腰のあたりを探りながらルーシィが言った。
「いつもここに…」
「鍵って星霊のか?」
「うん。どうしよう…。どこに落としたんだろ…」
「・・・・敵に盗られた…とか?」
「・・・・ありえる。どうしよう!?」
「取り戻すしかねぇだろ。」
「そうだね。早く取り戻さないと!」
その時
「・・・・ルーシィ?目ぇ覚めたのか?」
「グレイ!」
「大丈夫か?どっか痛いところとかねぇか?」
「大丈夫!」
「そうか…。良かった」
「心配かけてごめんね!」
「グレイ!お前ウェンディとどこに行ってたんだよ!」
「?・・・・言えねぇ」
「は?」
「だから・・・・言えねぇし言わねぇ!」
「なんでだよ!?」
「別に良いだろうが!なんで言わねぇといけねぇんだよ!」
「知りてぇから」
「嫌だ。言わねぇ」
「浮気か?」
「ちげぇよ!なんでウェンディと・・・・」
「だよな。歳離れてるしな。じゃあ何してたんだよ。」
「・・・・言わねぇ。」
「ナツ、もういいじゃない。グレイが言わないって言ってるんだから仕方無いよ。いつか教えてくれるよ。」
「いつかっていつだよ!?」
「それは、わからないけど…」
「教えてくれねぇかも知れねぇじゃねぇか。」
「・・・・教えるから。今は…無理だけどいつか教えるから」
「・・・・絶対だからな」
「あぁ。」
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(もう、ナツは心配性なんだから。浮気はありえないって言ってたの忘れたの?)
(だってよ…。隠されたら気になるじゃねぇか…)