FAIRYTAIL longstory

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(グレイ視点)



家に帰って寝たのは良いが…やっぱり気になる。あの声は誰の?封印って?よくわからねぇ…。

「グレイ!!」

耳元で名前を呼ばれた。考えるのに夢中になっていたらしい。いつものギルドの騒がしさが聞こえないと思ったら…。

「グレイ?」

あ、さっき耳元で呼ばれたばっかだから耳がジンジンするんだよ。・・・・じゃねぇや…

「何だよ?」

「いや、珍しく考えてんなと思ってさ。何を考えてたんだ?」

言えば少しは楽になるか?こんなに考えなくて良いか?

「・・・・」

「言いたくなかったら言わなくて良いぞ?」

「・・・・ナツ」

「ん?」

ナツなら…。言っても…良いか。

「実はさ…」

俺はナツに夢の事を言った。

「・・・・」

「ナツ?」

「封印?」

「あぁ」

「何のだろうな…。それに逃げろって…」

「わかんねぇんだ。封印がとけそうだから逃げろって…」

「そもそも、誰からだよ。」

「わからねぇ」

「・・・・」

「・・・・あ、ナツ」

「ん?」

「この事は誰にも言うなよ?」

「わかった。」

あのナツが真剣に考えてる。所詮は夢だ。そう思っているのに…引っ掛かるんだ。あの声はどこかで聞いたことが…

「よし!」

何がよし何だよ。何にも解決してねぇぞ!

「仕事行くぞ!」

「何で?」

「何でって…気晴らしとかにもなんだろ?考えてたってわからねぇ事だってあるんだしよ」

あのナツがまともな事言ってる。

「そうだな。」

「決まりな。ルーシィ!エルザ!」

あ、ルーシィが走ってきた…

「仕事!?」

あの様子からして家賃だろうな。いつもの事だ。珍しいことはない。・・・・エルザだ

「次はどれに行くんだ?」

「・・・・」

良いのがねぇのか?リクエストボードとにらめっこしてんぞ…

「・・・・これは?」

「・・・・!これにしよ!報酬が…。家賃3ヶ月分」

ルーシィが黒い。かなりヤバかったみたいだな。って昨日帰って来たばっかだよな。今月分か。

「グレイもこれで良いよな?」

「あぁ。」

「じゃあ行くか!」


仕事が決まり…直ぐに依頼者の居る場所に向かう。いつも通り列車に乗って。



そこで、大変な事が起きるとも知らずに…。

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