FAIRYTAIL longstory

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(グレイ視点)



攻撃が…効かねぇだと!?さっきのは直撃だった筈だ!!何がどうなっている?不死身だとでも言うのか?兎に角今は…


「ナツ、エルザ!」

「んだよ?」

「なんだ?」

「アイツに攻撃してくれ。」

「言われなくてもやってやらぁ」

「どういうことだ」

「何かあるはずなんだよ。それを見破らない限りアイツは倒せねぇ。だから時間をかせいでくれ。」

「・・・・わかった」

「ねぇ…グレイ。私、は?」

「・・・・」

「忘れてたでしょ!?」

「い、いや。そんな事ねぇよ?」

「・・・・」

「火竜の鉄拳!!」

「なんどしても効かないよ。」

「換装…黒羽の鎧!」

「効かないと言っているでしょう。」

「!?ナツ!!右肩に攻撃しろ!!」

「?・・・・あぁ!火竜の咆哮!」

「ぐぁ!」

「やっぱりな。」

「どういう事?」

「アイツは俺達の攻撃が当たった瞬間に回復魔法で傷を治していたんだ。だから無傷に見えただけ。でも、いつか魔力も限界がくる。ナツとエルザがずっと攻撃していたから魔力に限界がきて、回復も出来なくなってきていたんだ。」

「くっ…。」

「じゃあ、もう回復は出来ねぇな。火竜の・・・・」

「良かったよ。攻撃用に魔力を残しておいてさ。」

バキィ!!

敵の攻撃がナツの腹に直撃した。今の音からして骨は折れただろう…。油断してっからそんな事になるんだよ。


「ガハッ…」

ビチャ


!?なんで…血が!?刺さって…る?

「ナツ!!」

「貴様!!」

「いやぁ!!」

ナツに刺さっていたものが抜け、ナツは倒れた。

「ナツ!!」

「グレイ!行くな!」

「でもナツが!!」

「アイツらの狙いはお前なんだぞ!?」

「!・・・・」

「換装…」

「エルザ・・・・」

「ゲホッ」

ナツ・・・・。血が止まらねぇ…。早く止血しねぇと…。ナツが死んじまう…。

「グレイ。ナツなら大丈夫だよ」

「ハッピー…」

「ナツなら大丈夫。死んだりしない。」

「そうよ。ナツが死ぬわけない!」

「そうだな…」



でも、アイツを倒さねぇと…ナツは。嫌だ…嫌だ…嫌だ。ナツが…

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