FAIRYTAIL longstory

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(ルーシィ視点)


ナツがグレイと一緒にギルドを出てから私達は資料庫?図書館?てきな所にきていた。


「ルーシィ」

「何か見付かったの?」

「あぁ…。これだ」

エルザから渡された本はだいぶボロボロで中の文字も霞んであまりわからない。古い本ね…。

「ほとんど文字は霞んでしまっているが読める部分がある。」

嘘…こんなに古いのに!?ちょっとページをめくってみよ…。・・・・!?。・・・・本当だ。

「・・・・一億年に一度・・・・?」

「あぁ。」

「ルーシィ。読んでよー。」

ハッピー…あんたにはわからないでしょ。

「仕方ないわね。でも、わからないところもあるからね。・・・・本にはね」


『この本が読まれる頃は私が生まれてから一億年経つということだな。私は死んでいるだろう。だからこの本を――――。この本を読んだ者よ…一億年に一度生まれる、世界を破滅させるほどの魔力をもつ者が生まれる。その力を覚醒させるのを防いでほしい。もし覚醒してしまった時は、その力を狙っている奴等から守ってやってくれ。私と同じ道を歩まぬように。・・・・覚醒は五歳から十歳の間におこる。わ―――や――』


「ここまでしか読めない。読めそうなんだけど…。レビィちゃんに頼めばなにかわかると思うけど…」

「覚醒」

「うん。もしかしたらグレイが…」

「でもさぁ…五歳から十歳の間に覚醒するんでしょ?グレイは十八歳だよ?」

ハッピーの言う通りなのよねぇ…。八年…さすがに遅すぎる…。

「その読めない部分に何かが隠されているかもしれない。レビィにこの本は預けるぞ。」

「うん。」


私達はレビィちゃんに本を預けた。外に出ると真っ暗で家にかえった。一億年に一度・・・・か。
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