FAIRYTAIL longstory
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(グレイ視点)
ん…。・・・・・・・・朝、か。だいぶ眠ってたみたいだな。・・・・魔力、回復してるな。これで依頼に行ける。
「ナツ!おい、起きろ」
「んー・・・・」
「ナツ!」
「・・・・・・・・グレイ?」
お、起きたな。
「朝だ。ギルドにいくぞ。」
「あ、おう」
ナツも起きたし、行く用意しねぇとな。
「グレイ、魔力は?」
「ん?あー・・・・もう大丈夫だ。」
よし、服着替え終わった。後は…
「ナツ。先に家出てろよ。」
「おう。」
ナツが出て行った後、やることを終わらして、家を出た。
「遅かったな」
「先に行かなかったのかよ」
「俺一人で行ったらエルザになんか言われるだろうが」
「それもそうだな」
「行くぞ。」
「あぁ。」
俺達はギルドに向かって歩きだした。ナツとこうやって二人でいることってあんまりなかったな…。二人でいたらいっつも喧嘩してるしな。
「今日、どんな依頼にしよっかな…」
「報酬の高いやつにしてやれよ。ルーシィが困るだろうからな」
「そうだよな。やっぱ討伐系か。」
いつも討伐系だろーが。今さらだっての。あ、ギルドが見えてきた。
ギルドについて、ナツはすぐにリクエストボードに向かった。
「グーレイ!」
「ルーシィ…」
「どう?元気になった?今日依頼に行けそう?」
「あぁ。1日寝たら魔力も回復した。」
「そっか。・・・・グレイに見せたい物があるんだけど…」
「見せたい物?」
「うん。」
ルーシィが鞄の中を探しはじめた。見せたい物・・・・か。
「グレイー!!!」
「ん?」
「この依頼よくねぇか!?報酬もなかなかだろ?」
ナツが見せてきた依頼書には盗賊団の捕獲と書いてある。しかも闇ギルドとの関わりがあり?・・・・なんか嫌な予感しかしねぇなぁ…。
「良いんじゃねぇの?」
「よし!これに決定!じっちゃんー!!!」
じーさんの所に走って行った。そんなに急がなくてもいいとおもうが…
「あった!グレイ、これ。」
ルーシィが渡してきたのは一冊の本。ボロボロじゃねぇか…。
「なんだよ、これ」
「昨日、私達を襲ってきた敵が言ってたでしょ?『覚醒』って。その本にも覚醒って書いていてね、もしかしたら…とおもって。所々霞んで読めなかったんだけど、レビィちゃんに渡したら、だいぶわかって…。」
「へー・・・・。一回読んでみるよ。」
覚醒とか…気になってたからな。この本に手がかりがあるなら読むしかねぇだろ。
「グレイー!!ルーシィ!エルザ!依頼、行こうぜ!!」
「おう」
「うん」
「あぁ」
俺達はギルドを出て、依頼場所に向かうために列車に乗った。・・・・もちろんナツはぶっ倒れてた。どうやったらあんなに酔えるんだよ。目的の場所について列車を降りた。後は、盗賊団の根城に行くだけだ。