FAIRYTAIL longstory

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(ナツ視点)


依頼先から無事ギルドに帰ってきた。俺はルーシィと二人で喋ってた。

「で?告白したの?」

「ぶっ!?な、な、なんだよ急に!?」

「気になったから。で?どうなのよ。」

「ぅ…まだしてねぇ」

「はぁ…。そうだと思ったけど…。せっかく私達が気を利かせて二人っきりにしてあげたのに。」

気を利かせてって・・・・あの時の事か!?・・・・守るとか言って終わっちまったからな…。

「はやく告白したほうが良いわよ」

「?」

「ロキとかにとられるから。どうせグレイの事だから気付いてないんでしょうけど。ほら、グレイを見てみなさいよ」

と、言われグレイの方を見ると…ロキがベタベタとグレイの体を触ってた

「なっ!?」

「だから言ったのよ。早くした方が良いって」

「・・・・ルーシィ。俺行ってくる!!」

「うん。頑張ってね。」

ルーシィから離れてグレイの所に行った。そしてロキを無理矢理グレイから離して、グレイの手を掴んでギルドの外へ連れ出した。

「ナツ!なんだよ!」

「黙ってろ」

「なんなんだよ…」

連れ出したは良いけど…なんて言えば良いんだよ。俺はグレイを引っ張って路地裏に入った。

「ナツ?」

急に止まったから不思議に思ったんだろうな…。

「グレイ。あ、あのさ」

「?・・・・なぁ、先に手離してくれねぇか?」

言われて初めて気付いた…。俺は慌てて離した。

「で、なんだよ?」

「えっと…その・・・・」

「?」

普通に好きだって言えば言いか!?何て言う?

『!?グレイ・フルバスター!?』

は?誰だよ!俺が告白しようとしてる時に邪魔しやがって!!

『グレイ・フルバスターがいる!コイツをあの御方に渡せば』

!コイツ…グレイの力を狙ってる奴等か!?俺はグレイの前に立った

「ナツ?」

「・・・・・・・・」

『おーい!!ここにグレイ・フルバスターがいるぜ!!!!』

『マジかよ…。うわ…いるな』

ぞろぞろといっぱい来やがった…。全員、魔導士みたいだな…

『そこの桜頭。ソイツをよこせ。』

「グレイは渡さねぇ。絶対に」

『チッ…。殺れ!』

その言葉と同時に全員が襲い掛かってきやがった。

「火竜の鉤爪!」

『ぐぁ!?』

ふぅ…だいぶ減ったな。鉤爪だけで…。

『お前は俺に勝てない』

「は?・・・・!?」

『だから言ったんだ。勝てないと』

「っ…」

俺は竜巻?の中に閉じ込められ…体中を切り刻まれている…。

「ナツ!」

『さぁ、グレイ・フルバスター。行こうか』

・・・・約束した。グレイを守るって。誓ったんだ!!

「火竜の…煌炎!!」

『ぐわっ!』

「はぁ…はぁ」

くっそ…いってぇ。血出てんじゃねぇか。

「ナツ…。大丈夫か?」

大丈夫じゃねぇよ。血出てるだろうが。

「こんなに…なるまで…。アイツくらい俺でも倒せたのに」

「守るって言っただろうが」

「!!・・・・俺は…ここまで傷を負ってまでしなくても良いって言って・・・・?」

グレイの言葉を途中で止めた

「好きだから。」

「は?」

「お前の事が好きだから、守りてぇし、傷付いてほしくねぇんだよ」

「な…つ…」


あ、言っちまった…。言ったからには…後戻りは出来ねぇな。


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(お前に嫌われたって俺はお前を守る。それだけは譲れねぇ。・・・・嫌いっていわれても・・・・絶対にいつか好きって言わせてやる!!)

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