FAIRYTAIL longstory
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(グレイ視点)
俺達はルーシィの家を出て、俺の家に帰ってきた
「なぁ、ずっと聞きたかったんだけどさ…お前、ハッピーは?」
「ルーシィん家に泊まるってよ」
「そうか。・・・・疲れたし寝るわ・・・・。」
「ん?・・・・もう寝んのかよ。」
「あぁ。風呂は明日の朝で良いだろ?」
「別にいつでも良いけどよ…。俺はどこで寝れば良いんだ?」
・・・・・・・・忘れてた。・・・・布団は俺のしかねぇし…。ソファか?
「ソファで寝ろよ」
「嫌だ。」
「じゃあ、どうすんだよ?」
「グレイと一緒に寝れば良いじゃねぇか。」
・・・・なんで俺がコイツと一緒に寝ないといけねぇんだ?
「恋人だし良いだろ?」
そーいう問題じゃねぇだろ。・・・・でも、何を言おうがコイツは無理矢理にでも一緒に寝るんだろーな…
「わかったよ。」
「マジ!?」
「あぁ」
「よっしゃ!んじゃあ寝るぞ!」
そう言ってナツは俺を引っ張って部屋に連れてきた。ナツは、部屋に入るなりベットに横になった。俺のベットが…。
「ほら、グレイもはやくこいよ」
・・・・明日布団を買ってこよう。コイツと同じ布団で寝るとか嫌だし。今日だけだ、今日だけ!
「あぁ」
俺も布団に入って、直ぐに目を瞑った。
はやく寝ろ、はやく。・・・・眠くなってきた。相当疲れてたみたいだな。
「おやすみ」
ナツが何か言ってた気がするが…俺は寝た。
―――――――
ん?・・・・ここは?俺の部屋じゃねぇな。なんか、寒いような暖かいような
―グレイ
!?・・・・この声、あの時の。
―グレイ、封印をといてしまいましたね
封印・・・・。覚醒の事か?
―少し違いますが…同じ事なのでしょう。
どういう事だよ?
―封印は覚醒を止める為のもの。その封印をといてしまったから覚醒してしまったのです
・・・・その封印ってなんだ?
―封印は私が貴方にかけた魔法だと思ってください。
俺に?・・・・お前はなんなんだ?
―グレイ、落ち着いて聞きなさい。貴方は滅竜魔導士です。
!!??
―そして、私は…氷竜――――――
!?・・・・俺が滅竜魔導士?
―そうです。私が貴方に魔法を教えたんです。貴方の師匠…ウルに頼まれて。
!?・・・・ウルが…
―はい。
・・・・あの、さ。なんで俺がいれば世界が手に入るんだ?
―一億年に一度の無限魔力の持ち主だからです。その力を使えば世界を滅ぼす事も出来ます
・・・・じゃあ…封印ってのは…
―そうです。覚醒して魔力が溢れ出さないようにしてました。・・・・ウルが私の所に来たときは…貴方はもう覚醒していました
!?
―だから、魔法を教え、封印をしたのです
そう、だったのか…。だから俺は魔法が使えるんだな。・・・・ってことは治癒魔法を教えたのは
―私です
・・・・そうか。・・・・もう一度封印する事は出来ないのか?
―私では無理です。貴方と同じ滅竜魔導士に―――――――――
・・・・わかった。
―・・・・もし、命が危険になった場合、私の名前を呼びなさい。
わかった。
―もう時間です
・・・・ありがとな。色々教えてくれて
―貴方は知らなければいけなかった…それだけの事ですよ
・・・・あぁ
――――――
・・・・朝か。・・・・ギルドに行ったらエルザ達に言わねぇとな。ウル…か。・・・・俺は昔に覚醒していたんだな…。
「・・・・ん?・・・・グ、レイ?」
「ナツ、起きたのか。」
「おう。・・・・どうした?何かあったのか?」
「ちょっとな。後で話すよ。」
ナツは少し納得のいかないような顔をしていたが、わかったと返事してくれた
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(さてと…風呂に入るか)
(グレイ!一緒に入ろうぜ?)
(絶対嫌。)